STANLEYTEAM KUNIMITSU

RACE 2012 SEASON

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2012 SUPER GT

ROUND4 SUGO

第4戦 スポーツランドSUGO

公式予選 7月28日(決勝レース 7月29日(
QUALIFYINGRACE
RAYBRIG HSV-010、難しいコンディションの中、8位フィニッシュ!

前日同様、朝から早くも気温が上昇。やや薄曇りではあったものの、決勝日も暑さが先行する一日となった。
気温31度、路面温度38度の中、午前9時過ぎにはフリー走行がスタート。決勝での戦略を意識した作業の確認など細かなメニューを消化し、No.100 RAYBRIG HSV-010は周回を重ねる。タイムこそ1分17秒909で8番手だったが、決勝に向けて順調に準備を進めた。

このあと、正午を過ぎ、ピットウォークの真っ最中に雲行きが怪しくなり、あっという間に雨が降り出す天候の急変も見られたが、ひと雨降っただけに留まり、午後2時からのレースは完全なドライコンディションの下で執り行われることになった。

気温32度、路面温度42度の中、81周におよぶ熱戦の火ぶたが切って落とされたが、さっそくオープニングラップの1コーナー進入で上位2台が絡むアクシデントが発生。これにより伊沢選手の乗るNo.100RAYBRIG HSV-010は8位に上昇し、気も新たに暑さ、そして自分たちの戦いに挑んでいった。スタート直後は僅差での周回が続き、緊迫状態にあったのだが、周回を重ねていくと次第にペースの違いから差が開き始め、バラけた状態に。だが、前後ともHSV-010 GTというホンダ勢同士の戦いの中で伊沢選手は逆転のチャンスを伺い続けた。しかし、GT300の周回遅れだけでなく、コースレイアウトの特性からパッシングがとても難しいSUGOゆえ、なかなか決定打が訪れない。結局は8番手をキープし、36周を終えてピットインを行った。

難なくルーティン作業を終えたスタッフは新たにステアリングを握る山本選手をコースへと送り出す。タイヤに熱が入り、安定したラップタイムを刻み始める一方、周回遅れが現れるとそのペースが崩れて前後とのタイム差が変化するというとても難しいコンディションとなる。自分たちのペースで思うようなレース運びをすることが苦難ではあったが、山本選手は7位の位置から最後の最後までチャンスが訪れることを信じて、攻めの走りを続けた。

迎えたレース終盤。No.18 HSV-010 GTに詰め寄られた山本選手。しばし見事な応戦を見せていたのだが、最終コーナーでGT300の車両をパスする際に18号車の逆襲を受け、まさかのオーバーラン。幸い、コースには復帰できたが、惜しくもポジションをひとつ下げてしまうという悔しい結果に。その後、懸命に前を追ったのだが、再度逆転するには至らず。結果、8位でSUGOの戦いを終えた。

シリーズ前半を終えた今シーズンのSUPER GT。現在、No.100 RAYBRIG HSV-010は76ポイントを獲得し、ランキング3位につけている。伊沢・山本両選手のコンビによるタイトル初獲得に向けて、後半戦はよりいっそうの飛躍に期待がかかる。

高橋国光監督

ストレスのたまる厳しいレース展開を強いられる中、まずは伊沢、山本のふたりがしっかりと耐えて戦ってくれたと思います。正直、今回は淡々と走るしかない状況だったでしょうが、その中でなんとかポイントを獲得する結果に繋げてくれたし、シリーズ戦のことを考えたら、これで納得しなきゃいけないんでしょうね。次回の鈴鹿ではドライバーもクルマもさらにガンバってもらって、さらにいい結果を狙って欲しいですね。暑い戦いになると思いますが、気力で後半戦も乗り切ってほしいと思います。

伊沢拓也選手

他車よりもクルマが重い状況でしたが、レースでは前方の17号車に追い付くこともできたし、出来る限りのことを今回はやれたと思うし、踏ん張れたと感じています。ただ、残念なのは、トップ争いをしているクルマとのポイント差が開いてしまったこと。でもレースはまだまだこれから。次の鈴鹿でその差をまた縮めることができるよう、色々対策を練って挑みたいと思います。今日は苦しいながらもまとめるレースができたのではないでしょうか。最初はポイント獲得すら難しいかと正直覚悟しましたが、そんな中、8位フィニッシュができて良かったです。

山本尚貴選手

全体的にペースが上がらず、ツラかったです。ペースがもう少し上がっていればな、という思いはありますね。終盤は、18号車との戦いになってずっとポジション争いを続けていましたが、もっと上位での争いを展開したかったと思います。とはいえ、最終的には自分のミスでポジションをひとつ落としてしまうことになったのは、本当に悔しい。最終コーナーでバトルになって、前のGT300の車両を抜こうとアウトから仕掛けたんですが、そのときにタイヤかすを拾ってしまったんです。それでオーバーランして結構ダートの上を走ってしまいました。最後までもう一度抜きたいと後を追いましたが、かなわなかったですね。次の鈴鹿は長いレースになるぶん、未知数な部分も多いと思いますが、初の1000kmを楽しみ、いいレースがしたいと思います。

手塚長孝オペレーテイングテクニカルディレクター

まずまずの結果だったとはいえ、ポイントリーダーとの差が開いてしまったのは非常に悔しいですね。決勝日は朝のフリー走行でクルマを再確認し、多少見直しも行ってレースに挑んだのですが、劇的な変化があったわけでもなく、もっと大幅な意味でのクルマの底上げが必要ではないかと感じています。重量が重いぶん、厳しいレースになりました。次の1000kmに向けては、しっかりと戦略を立てる必要があるかとは思いますが、それだけでレースを戦うには、今とても厳しいと感じています。ただ、タイヤに関しては今回、きれいにしっかりと使いこなすことができていたので、いいデータが取れています。それをまた足がかりにして強い走りができるようなクルマに仕上げていきたいですね。

決勝レース結果

PoNoMachineDriverTime/Diff.LapsBest LapTireWH
16ENEOS SUSTINA SC430伊藤 大輔大嶋 和也1h48'37.179811'17.592BS24
236PETRONAS TOM'S SC430中嶋 一貴L.デュバル0.626811'17.703BS28
31S Road REITO MOLA GT-R柳田 真孝R.クインタレッリ 13.051811'17.464MI14
439DENSO KOBELCO SC430脇阪 寿一石浦 宏明21.059811'17.643MI60
538ZENT CERUMO SC430立川 祐路平手 晃平23.456811'17.608BS76
635KeePer Kraft SC430国本 雄資A.カルダレッリ 54.682811'17.745BS2
718ウイダー HSV-010小暮 卓史C.ヴァン・ダム55.62811'17.988BS52
8100RAYBRIG HSV-010伊沢 拓也山本 尚貴1'00.053811'18.035BS70
917KEIHIN HSV-010金石 年弘塚越 広大1'06.380811'17.257BS40
1024D'station ADVAN GT-R安田 裕信B.ビルドハイム 1Lap801'18.535YH
1132EPSON HSV-010道上 龍中山 友貴1Lap801'18.621DL
1219WedsSport ADVAN SC430荒  聖治A.クート 6Laps751'18.193YH4
-8ARTA HSV-010R.ファーマン小林 崇志48Laps33 1'17.962BS10
-12カルソニックIMPUL GT-R松田 次生J-P.オリベイラ 81Laps0BS26
-23MOTUL AUTECH GT-R本山 哲M.クルム81Laps0BS44

天候:曇 | コース:ドライ
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