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第5戦 鈴鹿サーキット

公式予選 8月17日（土）	決勝レース 8月18日（日）

第4戦の戦いからわずか3週間、8月17- 18日に三重・鈴鹿サーキットにおいてSUPER GT第5戦「INTERNATIONAL POKKA SAPPORO 1000KM」が開催された。折りからの厳しい暑さの中で迎える一戦は、初開催から42回目を迎える伝統の耐久レースとして知られる。また、距離もシリーズ最長の1000kmを誇り、様々な意味でもシーズンの行方を占うターニングポイントの戦いになることには間違いない。その中でNo.100 RAYBRIG HSV-010は、出走車両でもっとも重いウェイト70kgを搭載しつつ、予選8位を獲得。決勝では序盤のトラブルやセーフティカー導入でタフな戦いを強いられたが、10位でフィニッシュ。ポイント計上に成功している。

第5戦の舞台、鈴鹿サーキットはF1開催などでも知られる世界的に人気の高いサーキット。SUPER GTの夏の一戦は鈴鹿ではおなじみの1000kmレースでもある。GT300クラスなどは第3ドライバーを新たに投入するなど通常とは違ったコンビネーションを見せるチームもあるが、GT500クラスにおいては全チームがシーズン中のレースと何一つ変わることなくこの長丁場の戦いに挑む。

一方、ルーティンワークにおいては、4回のドライバー交代が義務付けされるため、単純に考えてもドライバー2人で最低5スティントを消化することになる。長いレースの中ではアクシデントはもちろん、天候の急激な変化などを含む様々な不確定要素が多くなるだけに、いいポジションから安定した速さを刻み続けることが高得点獲得の早道となりそうだ。

No.100 RAYBRIG HSV-010は、まず土曜日最初の公式練習において10番手のタイムをマーク。重いクルマなりに手応えを得ることができたとして、チームはさらに予選に向けての準備を進めていった。

正午過ぎから気温、路面温度ともに上昇した鈴鹿サーキット。午後2時15分からスタートしたQ1では34度/48度を記録した。そんな中、No.100 RAYBRIG HSV-010のアタッカーを務めたのは、小暮卓史。全15台が挑むQ1では、上位8台に残ることがQ2進出の条件となる。

タイヤパフォーマンスを最大限に引き出せるよう、タイミングを見計らってコースインした小暮。計測3周目に1分53秒402のタイムをマーク、暫定6番手につけた。その後、このタイムを上回るチームが出現したことから、100号車は7番手でQ1を終了。難しい条件下にありながらも見事Q2への進出を果たした。

Q2は午後3時ちょうどにスタート。12分間のセッションではあったが、大半の車両がコースインを大幅に遅らせてアタックを開始する。No.100 RAYBRIG HSV-010に乗り込んだのは、伊沢拓也。計測を始め、一旦は暫定5位につけたが、その後タイムアップする車両が出てしまい、刻んだタイム1分53秒253は8位となった。

「ウェイトなりの予選順位でした」と言ったのは、小暮。Q1でのアタックそのものに大きなミスはなかったとして、「もっとうまくまとめ上げることができれば…という思いもありますが、さほど悪くありませんね」と厳しい条件でのタイムアタックを振り返った。一方、伊沢は「アタック時のフィーリングは良かったです。チームとして、ドライバーとして今持っているものを全部出し切ってアタックした結果、ちゃんと1周をキレイにまとめることができました」と、納得の表情を見せた。