STANLEYTEAM KUNIMITSU

RACE 2015 SEASON

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ROUND4 FUJI

第4戦 富士スピードウェイ

公式予選 8月8日(決勝レース 8月9日(
QUALIFYINGRACE
RAYBRIG NSX CONCEPT-GT、 5位入賞を果たす

決勝日は、前日とは異なり、強い日差しが照りつける厳しい暑さへと一転。にも関わらず、夏休み真っ只中ということもあり、サーキットには3万6400人ものファンが訪れ、戦いの行方を見守ることになった。

午前9時35分からのフリー走行で、No.100 RAYBRIG NSX CONCEPT-GTがトップタイムをマーク。決勝を想定したコンディションでの走行でクルマのバランス確認やタイヤの摩耗などを確かめ、近づく戦いの準備を時間ある限り進めることになった。タイムをマークしたのは、山本選手。「バランスは悪くないと思う。クリアな状態で走れたし、GT300もガンバって避けて走ったので、その兼ね合いで出たタイムだと思います。久しぶりにトップでセッションを終われましたね」と笑顔を見せつつも、「フリー走行なので、本音としてはこの結果はあまり気にしていません。昨日とコンディションが異なるし、決勝は決してラクではないと思います」と表情を引き締め、決勝での奮闘を誓った。

午後3時、気温31度、路面温度45度の中、300kmの決勝レースがスタート。青空の下、ほぼ無風状態の強い日差しの中でタフな戦いを任されたのは、山本選手。オープニングラップでひとつポジションを上げ、さらに、9周目にNo.24 GT-R、21周目にはNo.39 RC-Fを逆転。その勢いで2~3位争いへと加わる快進撃を見せた。 しかしその一方で、タイヤの摩耗も厳しくなっており、チームではピットインのタイミングを考慮。当初の予定よりも前倒しでピットへとクルマを戻す決断を下した。

29周を終えてピットインしたNo.100 RAYBRIG NSX CONCEPT-GT。コースに向った伊沢選手はタイヤのコンディションが安定すると、すぐさま攻防戦を開始。3位の座を狙いつつ、後続の猛追をシャットアウトしなければならないという極めてタフな状況の中、高い集中力を維持しながら周回を重ねていった。

丁々発止のバトルの末、24号車の先行を許すことになった一方、前後車両のポジション変動も大きく、終盤に入ってNo.100 RAYBRIG NSX CONCEPT-GTは5位のポジションをキープ。最後まで着実な走りを完遂させたNo.100 RAYBRIG NSX CONCEPT-GTは、開幕戦以来となる完走を達成し、加えて5位入賞のポイントを計上している。

次戦、鈴鹿1000kmを前に手応えある戦いをやり遂げたNo.100 RAYBRIG NSX CONCEPT-GT。真夏の鈴鹿では、今回の結果を受けてウェイトも増える中での厳しい戦いが必至と思われるが、上昇気流の中、力強い走りを見せてくれることだろう。

高橋 国光 高橋国光総監督 開幕戦以来となる完走を果たすことができました。今日のドライバーふたりは本当に頑張ってくれました。一方で今回はライバルチームの躍進もあり、私たちのチームにとっては厳しい戦いになったことも事実です。思うに、レースというものには完成形がありません。つねにチャレンジし続け、目標を追走し、達成直前にまた新しい“何か”が見つかり、またチャレンジを続けるのです。今回のレースはまさにそういうものでした。与えられた現状の中、ドライバーふたりは限りなく出せる力を出して、チャレンジをしてくれました。反省すべき点もありますが、まずは今日の結果を良しとして、鈴鹿に挑みます。

山本 尚貴 山本尚貴選手チームが昨日と今日のデータをうまくすり合わせてくれて、決勝に向けてすごくパフォーマンスのいいクルマに仕上げてくれました。スタートの混乱をくぐり抜けてポジションアップはできたしクルマの調子も良かったので、もう少しピットインのタイミングを延ばしたかったのですが、タイヤの摩耗も厳しく、早めにピットインして伊沢選手に託しました。タイヤから振動も感じ取れたし、コースも混乱していたし、前のクルマに引っかかって走るよりも早めのピットインが得策だろうという判断になりました。

一方で、ピット作業が僕らよりも短く済ませたチームがいくつかあり、コースに戻ると下位のクルマが前に出られることになりました。表彰台に上がりたかったという気持ちもありますが、開幕戦以来の完走ができたし、チームとしてはミスなく戦えたことが何よりの成果だと思います。次の鈴鹿1000kmではウェイトを積むので厳しい戦いになると思いますが、いい流れがあるうちにいいパフォーマンスができればいいなと思います。

伊沢 拓也 伊沢拓也選手途中、敵を抑えるので精一杯でした。正直なところ、まさかあのクルマ(24号車)が勝つとは思いませんでしたが…。でもまずは、ここ2レースを続けてリタイヤしていたので、今回はとりあえず完走できて良かったです。一方で欲を言えば、表彰台も狙えたかもしれない、という思いもあります。結果的には入賞してポイントを獲れたことが大きいし、良かったと思います。第5戦鈴鹿が目前になるので、タフな戦いにはなりそうですね。目標だった(ハンディウェイトによる)ワンリスダウン(燃料リストリクターを絞る)には届かなかったので、次の鈴鹿で点数をしっかりと稼ぎ、後半で好成績を狙っていきたいと思います。

決勝レース結果

Po No Machine Driver Time/Diff. Laps Best Lap Tire WH
1 24 D'station ADVAN GT-R 佐々木大樹 M・クルム 1:44'07.199 66 1'31.360 YH
2 38 ZENT CERUMO RC F 立川祐路 石浦宏明 1:44'11.903 66 1'30.800 BS 22
3 12 カルソニック IMPUL GT-R 安田裕信 J-P.オリベイラ 1:44'12.964 66 1'32.013 BS 54
4 1 MOTUL AUTECH GT-R 松田次生 R.クインタレッリ 1:44'14.194 66 1'30.936 MI 52
5 100 RAYBRIG NSX CONCEPT-GT 山本尚貴 伊沢拓也 1:44'19.816 66 1'31.564 BS 30
6 15 ドラゴ モデューロ NSX CONCEPT-GT 小暮卓史 O.ターベイ 1:44'27.980 66 1'31.690 BS 18
7 36 PETRONAS TOM'S RC F 伊藤大輔 J.ロシター 1:44'29.690 66 1'31.042 BS 28
8 17 KEIHIN NSX CONCEPT-GT 塚越広大 武藤英紀 1:44'36.003 66 1'31.526 BS 38
9 39 DENSO KOBELCO SARD RC F 平手晃平 H.コバライネン 1:44'37.932 66 1'31.570 BS 32
10 19 WedsSport ADVAN RC F 脇阪寿一 関口雄飛 1:44'48.845 66 1'32.059 YH 14
11 64 Epson NSX CONCEPT-GT 中嶋大祐 B.バゲット 1:44'56.172 66 1'32.167 DL
12 37 KeePer TOM'S RC F A・カルダレッリ 平川亮 1:45'10.744 66 1'31.644 BS 60
13 6 ENEOS SUSTINA RC F 大嶋和也 国本雄資 1:44'43.205 65 1'31.867 BS 38
14 46 S Road MOLA GT-R 本山哲 柳田真孝 1:44'52.798 65 1'31.610 MI 48
- 8 ARTA NSX CONCEPT-GT 松浦孝亮 野尻智紀 1:08'25.289 43 1'31.216 BS 16

天候:晴| コース:ドライ
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