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ROUND4 Chang SUPER GT RACE

第4戦 チャン・インターナショナル・サーキット

公式予選 6月29日(決勝レース 6月30日(
RACE
DATE
CIRCUIT
WEATHER
RESULT
2019 AUTOBACS SUPER GT Round 4『CHANG SUPER GT RACE』
予選:2019年6月29日 決勝:2019年6月30日
チャン・インターナショナルサーキット(ブリーラム・タイ)
予選:晴れ/ドライ 決勝:晴れ/ドライ
予選:7位 決勝:12位

6月29、30日、タイ・ブリーラム県にあるチャン・インターナショナル・サーキットにおいて2019年SUEPER GTシリーズ第4戦「Chang SUPER GT RACE」が開催され、チームクニミツのNo.1 RAYBRIG NSX-GTは予選グリッド7位から66周、およそ300kmにわたる戦いに挑んだ。決勝では序盤からハプニングに見舞われるなど落ち着かない状況が続き、惜しくも上位争いに加われず。12位でサーキットを後にしている。



2014年から始まったチャン・インターナショナル・サーキットでのSUPER GT開催。6年目を迎えた今年は、例年に比べるとギラギラとした灼熱の太陽が終始照り続けることもなく、どちらかと言えば曇り空が先行する天候となった。

午前10時から始まった公式練習は、気温30度、路面温度35度のコンディションでスタート。GT300クラスとの混走時に山本尚貴選手からジェンソン・バトン選手へとスイッチする形で両選手がまずクルマのフィーリングを確認した。1時間25分に渡る混走枠を11番手で終えたNo.1 RAYBRIG NSX-GT。その後、GT500専有走行が始まると気温は32度、路面温度に至っては43度まで上昇する中でバトン選手がNo.1 RAYBRIG NSX-GTに乗り込んでコースへ。セッション終盤で1分24秒576のチームベストタイムをマーク、14番手で走行を終えた。

RACE

予選日よりもやや湿度が高くなり、蒸し暑さを感じた決勝日。雲の切れ間から日が差し込み、午後3時号砲の決戦は厳しい暑さとの戦いにもなった。

フォーメーションラップを経て、レースがいよいよスタート。7番手という難しいポジションから1コーナーへと向かったのは、山本選手。混沌とする中、3コーナーではポジション取りで行き場を失うと23号車GT-Rとまさかの接触となり、左フロントのエアロを損傷、これで空力バランスを失うこととなり、存分なレースペースを確保することが難しくなったものの、ピットに戻ることなく14番手から 改めて追い上げを開始した。

依然として混戦が続く中、山本選手は緩急自在の走りを披露。逆転のチャンスがあれば果敢に挑む攻めの姿勢をキープ、粘り強く勝負に挑み、序盤は13番手で周回を続けた。25周を過ぎるとルーティンのピットインを行うチームが出始めたが、燃料が軽くなってペースアップし始めたNo.1 RAYBRIG NSX-GTはそのままコースに留まり、34周を終えてピットイン。バトン選手がコースへと向かった。

波乱のレース前半を終えたNo.1 RAYBRIG NSX-GT。しかしハプニングはそれだけではなかった。バトン選手へと交代したわずか2周目、5コーナーでGT300クラスの集団に遭遇すると、その背後から様子を伺っていた16号車NSX-Tがが接近。2台は並走する形で7コーナーへと進入を開始する。すると、バトン選手がターンインし始めたタイミングで16号車がイン側に飛び込んだことで2台は接触。これを受け、緊急ピットインしたNo.1 RAYBRIG NSX-GTはタイヤを4本交換してコース復帰を果たしたが、この接触とその先の8コーナーで8号車NSX-GTがスピン、グラベルにスタックしたことでセーフティカーが介入することとなった。

一方、コース上のバトン選手からはリアウィングの様子がおかしいという無線が入る。スロー走行中のNo.1 RAYBRIG NSX-GTをスタッフが目視して確認すると、接触による損傷が認められたため、再びピットインすることに。今度はガレージ内での作業が必要のため、バトン選手がクルマから降りた。これで万事休すかと思われたのだが、チームでは次戦富士に向けて様々な準備に取り組むべく、修復後は出走を決行。山本選手、そしてバトン選手それぞれが再度周回を重ね、12番手ながらチェッカーフラッグを受け、タフな戦いを終えた。

前半戦を終えた今シーズンのSUPER GT。タイではチームが望むレース展開ができず、悔しい一戦になった。次の富士戦は500マイル、およそ800kmの長丁場。真夏の天王山と言われるほどタフな戦いではあるが、結果を出すことで再び上昇気流に乗ることは可能なだけにチーム一丸となって邁進することは言うまでもない。

◎高橋国光総監督 今大会は欠席につき、コメントはございません。
◎山本尚貴選手 スタートで大きくポジションを落としてしまいました。
位置取りが悪かったことでポジションを落とすことになりました。僕のスティントでの大きなミスでした。
また、レースのペースもあまりよくなく、その後のバトン選手の接触もありました。
まだレース直後なので多くは語ることはできませんが、ホンダ勢としても大きくポイントを落とすことになったので、ホンダドライバーとしても改善すべきことがありました。
クルマとしても課題が大いにあると感じています。
◎ジェンソン・バトン選手 予選でクルマが決まり、決勝に向けては直前のウォームアップでいい走りができたので、自信をもって戦いに挑みました。
スタート直後のアクシデントですが、ナオキにとってはアンラッキーな出来事でしたね。ただ、タフな状況になっても彼はしっかりと走ってくれたと思います。

僕のスティントで起こった16号車との接触は残念なものでした。レースアクシデントながら、ホンダ同士の接触だったので悔やまれます。この接触が原因でリアウィングを損傷したのですが、最初はそれに気が付かず、セーフティカーラン中に確認してもらったところ交換が必要であることがわかりました。交換後は富士に向けて、さまざまなものをテストするために走りました。
富士はボーナスポイントもあるので、しっかりと戦います。
◎小島一浩監督 今回のレースでは非常に残念な結果に終わりましたが、その中でやれることをやったということに違いはありません。レース終盤のアクシデントのあとは、次の富士戦に向けて今出来得る準備をしようとチェッカーまで走ることになりました。その甲斐あって、クルマ作りの上で大きな収穫を得ることができました。富士ではそれを活かした戦いができると思います。

結果だけを見るとたしかに厳しいものがあります。決勝7番手スタートは全15台中真ん中の一番難しいポジションであり、難しい展開になることを痛感しました。
やはり予選から上位につけていかないといけないですね。タイまで応援に来てくださった方はじめ、日本でテレビやネット等で戦いを見守ってくださっていたファンの皆さんには、1号車の活躍をお見せすることができず申し訳ない気持ち出いっぱいです。富士ではしっかりと準備し、いい戦いを繰り広げたいと思っていますので引き続き応援してください。
qualifying

タイでのノックアウト予選は、日本よりも遅いタイミングとなる午後3時にスタート。GT300クラスを経て、GT500のQ1が午後3時20分に幕を開けた。

開始時は日差しも強く、気温は33度、路面温度は39度まで上昇。15分間のセッションながらすぐにコースインするクルマはおらず、5分を過ぎた頃から次々とアタックに向かうこととなった。アタックラップは残り時間5分を切ってから。その中で、Q1担当の山本選手は1分24秒028のベストタイムをマーク、7番手でQ1通過を果たした。

一方、コース上のバトン選手からはリアウィングの様子がおかしいという無線が入る。スロー走行中のNo.1 RAYBRIG NSX-GTをスタッフが目視して確認すると、接触による損傷が認められたため、再びピットインすることに。今度はガレージ内での作業が必要のため、バトン選手がクルマから降りた。これで万事休すかと思われたのだが、チームでは次戦富士に向けて様々な準備に取り組むべく、修復後は出走を決行。山本選手、そしてバトン選手それぞれが再度周回を重ね、12番手ながらチェッカーフラッグを受け、タフな戦いを終えた。

前半戦を終えた今シーズンのSUPER GT。タイではチームが望むレース展開ができず、悔しい一戦になった。次の富士戦は500マイル、およそ800kmの長丁場。真夏の天王山と言われるほどタフな戦いではあるが、結果を出すことで再び上昇気流に乗ることは可能なだけにチーム一丸となって邁進することは言うまでもない。


シーズン中盤からの上昇を目指す



今シーズン3戦目にして、ようやくドライコンディションでのレースウィークを過ごすこととなった鈴鹿大会。一方で、予想以上の気温上昇にアクシデントやハプニングが多発する荒れた一戦となり、チーククニミツとしても悔しさが先行する結末に終わった。結果、今シーズンはフラストレーションを感じる序盤戦となっている。そんな中で迎える第4戦タイは、次なる高みを目指すため、是が非でも結果を残したいところだ。

タイのブリーラムでの一戦はSUPER GT唯一の海外戦。熱帯モンスーン気候ゆえ、酷暑でのバトルが予想される。当然のことながら、予選、決勝を通じてコンディションに見合ったクルマを準備することが求められるのは言うまでもない。

鈴鹿では戦いの流れを思うように引き寄せることができず、改めてSUPER GTの難しさを痛感することになった。よって、タイではタフな戦いを少しでも優位に進めるため、まず持ち込みのセットをしっかりと準備し、早い時点からライバルに差をつけていきたい。シリーズ争いへの意識が高まる中、”落とせない”戦いに挑むこととなる。

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