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2012 SUPER GT

2012 SUPER GT

開幕2戦で連続2位表彰台獲得! 最終のJAF GPで有終の美を飾る

 伊沢拓也と山本尚貴という若いコンビでの参戦が3年目となった2012年シーズン。HSV-010 GTでの参戦も3年目を迎えた。2011年はふたりのドライバー、そしてチームの歯車が噛み合いはじめ、シーズン最後のレースとなった、JAFグランプリ富士スプリントカップでは伊沢が第2レースで見事に優勝を果たし、文字どおり有終の美を飾っていただけにドライバー、チーム、そして監督も含め、シリーズチャンピオン獲得へ向けての士気は上がっていた。シーズンオフのテストも順調にこなし、チームは開幕戦の舞台となる岡山に乗り込んだ。
 予選ではふたりのドライバーが積極的に攻め、Q3では伊沢がトップとわずか0.016秒差でフロントローとなる2位を獲得。決勝レースでも一時はトップを走る快走を見せ、2位表彰台獲得を果たしたが、優勝も見えていただけに、ふたりのドライバーにとっては悔しい結果となった。しかし、開幕戦での表彰台獲得というリザルトはチームにとってはいい滑り出しになったと言えるだろう。
 そのいい流れは、続く第2戦富士でも続いた。500kmという長丁場のレースとなったが、スタートが近づくにつれて、天候が悪化し、レースはウェットレースとなり、セーフティカー先導により、スタートが切られた。スタートドライバーを務めた伊沢は2周を終えた段階でピットイン、ウェットタイヤに交換して、走行を重ねた。すると、次第に雨は弱まり、路面が乾いてきたため、早めのピットインを敢行。ドライバー交代と同時にスリックタイヤに交換し、ポジションアップを果たした。山本は4位というポジションで49周という長いスティントを燃料セーブしながら走り切り、伊沢へとバトンをつなげた。
 レース終盤には伊沢は2番手へとポジションを上げ、その後トップを走るマシンがタイヤ交換のためにピットインしたために再びトップに。レース終盤に降り出した雨のために、急上昇してきたマシンにかわされてしまうものの、開幕戦から2戦連続の2位で500kmのレースを終えた。
 開幕戦から2戦連続の2位表彰台獲得という、素晴らしいスタートダッシュを決めたチーム国光だったが、その分、シーズン序盤から60kgという重いハンデウェイトを搭載することとなり、その後、中盤戦から終盤戦にかけては厳しい戦いが強いられることとなった。
 第3戦セパンでは予選7番手のポジションから上位を狙ったが、やはりハンデウェイトを効き、苦戦を強いられ、最終的には他車のアクシデントもあって、6位入賞を果たしたものの、やや消化不良のレースとなったしまった。
 続く第4戦の舞台は東北のスポーツランドSUGO。アップダウンが多いこのコースでも苦戦は続き、予選ではスーパーラップへの進出は果たしたものの、予選結果は10位と厳しいものに。スタートドライバーを務めた伊沢は何とかポジションアップを果たして8番手で山本にバトンタッチしたが、大きく順位を上げることはできず、最終的には8位でチェッカーを受けた。
 4年ぶりに1000kmレースとして開催されることとなった、鈴鹿サーキットでの第5戦。真夏の灼熱の暑さの中でのレース、それも1000kmというシリーズ最長距離ということで、戦う側にとってはとても難しいレースだ。
 予選では流れが悪く、惜しくも14番手となったが、決勝ではふたりのドライバーが粘り強い走りを続けた。しかし、レース中のアクシデントにより、ラジエターを破損してしまい、長いピット作業を強いられることに。メカニックの懸命の修復作業により、何とかコースには戻ったものの、このレースでのポイント獲得はならなかった。
 そして、富士スピードウェイでの第6戦も予選、決勝ともに12位と厳しい戦いとなった。ちなみに、このレースでは初めて山本がスタートドライバーを務めることとなったが、「マシンとタイヤのマッチングがうまくいかず、ふたりのドライバーは苦しんで走ることになってしまった」(高橋国光監督)。
 ウェットレースとなった第7戦オートポリスでも苦戦は続いた。ノックアウト方式の予選では7位とまずまずのポジションを得たが、決勝レースではタイヤコンディションに苦しめられ、なかなかペースが上げられない状況に。ふたりのドライバーは我慢の走行を続け、第4戦以来のポイント獲得を果たした。
 最終戦の舞台はホンダのお膝元でもあるツインリンクもてぎ。チャンピオンは決まってしまったものの、狙うのはひとつでも上のポジションでゴールすること。ハンデウェイトもなくなり、イコールコンディションでの戦いだけに、今シーズンの集大成として、いいレースをしたいところ。予選では本来の速さを取り戻し、ホンダ勢トップとなる4位を獲得。決勝レースへ向けて、ピットでは明るいムードが漂っていた。
 しかし、日曜日の天気はあいにくの雨模様。残念ながら、降りは弱くはなったものの、その雨が止むことはなく、シリーズ最終戦も難しいレースとなってしまった。
 そして、昨年に続き、チーム国光の存在感を強くアピールしたのが、富士スピードウェイでのJAF GP 富士スプリントカップだ。ウェットコンディションでの第1レースでは山本が5位入賞、そして好天の中で行われた第2レースでは伊沢が3位でチェッカーを受け、総合3位に輝き、有終の美を飾った。

 今シーズンの戦いは、開幕ダッシュはなったものの、逆にそれが序盤戦からハンデウェイトを積んで走るという事態を招き、シーズンを通して、難しい戦いが続く結果となってしまったと言える。
 それでもふたりのドライバー、そしてチームは最後まで決して諦めることなく、レースを戦い続け、シリーズを通じてのドライバーランキング、チームランキングともに、ホンダ勢トップとなる5位という結果を得た。
 引き続き、チーム国光の戦いに注目して欲しい。

RESULT / REPORT
  • Round1
  • Round2
  • Round3
  • Round4
  • Round5
  • Round6
  • Round7
  • Round8
  • Special
GT500 TEAM RANKING
PoNoDriverRd1Rd2Rd3Rd4Rd5Rd6Rd7Rd8TotalBehind
11MOLA 6711428182318115-
238LEXUS TEAM ZENT CERUMO 2351894672395-20
339LEXUS TEAM SARD 5231111891178-37
412TEAM IMPUL 49913233465-50
5100TEAM KUNIMITSU
181886135564-51
623NISMO 111461138861-54
718ウイダー ホンダ レーシング 7423764758-57
836LEXUS TEAM PETRONAS TOM’S911118111657-58
919LEXUS TEAM WedsSport BANDOH 13142342955-60
106LEXUS TEAM LeMans ENEOS 14875391350-65
1117KEIHIN REAL RACING 21519141447-68
1235LEXUS TEAM KeePer Kraft148217243-72
1332NAKAJIMA RACING213162111438-77
1424KONDO RACING 212118338-77
158AUTOBACS RACING TEAM AGURI 81752225-90
GT500 DRIVER RANKING
PoNoDriverRd1Rd2Rd3Rd4Rd5Rd6Rd7Rd8TotalBehind
11柳田 真孝R.クインタレッリ 34112515201593-
238立川 祐路平手 晃平2031563342074-19
339脇阪 寿一石浦 宏明2208856857-36
412松田 次生J-P.オリベイラ 16610201145-48
5100
伊沢 拓也
山本 尚貴1515533243-50
618小暮 卓史C.ヴァン・ダム68158440-53
736中嶋 一貴4220442340-53
823本山 哲M.クルム811385540-53
919荒  聖治A.クート 111201636-57
106伊藤 大輔大嶋 和也26111133-60
1136L.デュバル1154226332-61
1217金石 年弘塚越 広大615830-63
1335国本 雄資A.カルダレッリ 1518428-65
1432道上 龍中山 友貴11381126-67
1524安田 裕信B.ビルドハイム 1522-71
168R.ファーマン小林 崇志55212-81
1736R.ライアン88-85
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